ピルのメリットとデメリットは何ですか?
私はPMSが酷く、頭痛、いらいら、吐き気(実際吐く事もあり)困っています。
今回はこのような悩みを解決できる記事を用意しました。
こちらをご覧ください。
サイトで書かれているように、日本のピルを内服している女性の割合は1%と言われています。
この記事を読むことで、ピルのメリット・デメリットが理解できます。

この記事を読むことで日本でまだまだ定着していないピルについて知ることができ、マイナートラブルを対処できる方法がまた1つ増えます!最後までご覧ください。

ピルのメリットとデメリット
ピルとは?
ピル(低用量ピル)は、21日の月経周期に合わせて毎日服用するホルモン剤で、女性ホルモンのバランスをとることで、かなり高確率の避妊効果が期待できるものになります。
女性ホルモンのバランスをとることから、避妊以外にも、生理不順や酷い生理痛、PMS(月経前症候群)などで悩む女性の症状の改善にも効果があります。
ピルのメリット
これらが挙げられます。ここから一つずつ解説していきます。
生理をコントロールできる
21日間かけてホルモン剤を服用することでエストロゲンとプロゲステロンのバランスを整えます。
バランスが整うことで、生理不順を改善することができます。
この効果によって生理不順を解消できることが多いです。
生理痛やPMSが軽くなる
ピルを服用することで、生理痛やPMSの症状が軽くなるメリットがあります。
これは上記の理由同様にホルモンバランスが整うことが理由です。ピルを服用すると排卵前後のホルモンの変動がなくなるため、これらの症状が軽減されます。
ニキビも改善
生理前に悩むニキビにもピルを服用することで悩むことが減ります。
ピルは男性ホルモンの作用を抑えてニキビや多毛症を減らす効果や、ホルモン状態を安定させて更年期症状や骨粗鬆症を予防する効果もあります。
子宮内膜症予防にも効果的
ホルモンのバランスが調整されるので、子宮内膜があまり厚くならないうちに月経が起こります。
その結果、出血量が減り、子宮収縮も抑えられて月経痛が軽くなります。排卵による卵巣の損傷が減るので、卵巣がんや卵巣嚢腫などにかかるリスクが低下します。
![低用量ピルやアフターピルを [スマルナ] で処方する手順](https://i2.wp.com/masupi.org/wp-content/uploads/2020/02/見出しを追加-7.png?resize=320%2C180&ssl=1)
ピルのデメリット
こちらのデメリットも1つずつ解説していきます。
費用がかかる
月々2,000円から3,000円の固定費用がかかってしまいます。
定期的に検査に行くことが望ましい とされている
半年に1度の採血と1年に1度の子宮がん検診が必要です。
子宮頸がんや子宮がんの予防は、適切な避妊具の使用のみでなく、検診とセットで高い効果を産みます。
むくみや吐き気などの副作用が出現する
人工的に生理前の状態を作り出しているので、副作用が出現します。その人により副作用が大きく出る場合と出ない場合があります。
早い人だと1週間前後、遅い人でも2-3ヶ月経つ頃には副作用は軽減・消失します。
よくある質問:ピルを内服したら太らないの?
結論から言うと、 一時的な体重増加が見られる可能性はあります。
理由は、ホルモンを人工的に整える過程にあるからです。
ここで、エストロゲンとプロゲステロン2つのホルモンの役割を知っておく必要があります。
エストロゲン:乳房の成長や子宮・膣の発育などを促すとともに、身長や体重の増加に役立ちます。
女性ならではのまるみをおびたからだつきをつくる役割もエストロゲンが担っています。
一方のプロゲステロン:子宮内膜をやわらかくして、妊娠の準備を整えます。
生理の基礎知識で説明した内容になりますが、女性はホルモンの影響による3つの時期をグルグルとサイクルして生活しています。

これらのホルモンバランスの変化が、ピルを内服することにより調整されます。
一時的にエストロゲン・プロゲステロンの量が調整されることで体重が増える可能性がありますが、大幅に太るということはないと考えることができます。
よくある質問その2:ピルって血栓症のリスクがあるから危ないんじゃないの?
血栓症になる確率はあります。 確率で言うと、1万人に9人の割合です。
血栓症とは、血管の中で血が固まってつまる状態です。心筋梗塞や脳梗塞、肺梗塞の原因となります。それを予防するために、血液検査で、血栓が起こりやすい状態か検査します。
血栓症になるリスクを避けるために、ピルを内服できない人がいます。下記参照
検査を怠らなければ、血栓症のリスクは、0.1%です。
内服できない項目に該当しない方は、ほとんどの確率で血栓症は起こらないと考えられます。
あとは、あなたがピルのメリット・デメリットをどのように考えるか次第です。
まとめ
海外ではピル以外にも避妊するための選択肢が多くあります。
日本はそれに比べ避妊に対する対策が少ない現状です。
生理は、女性の生活する上で避けては通れない存在です。
生理によるトラブルを軽減できる正しい知識が普及して欲しいと思いますし、どんどんこれからも新しい情報を発信していこうと思います!