実習で使うメモはどのようなものを準備すればいいの?
ノート作るのが苦手で実習のメモ帳はどのように作ればいいのか知りたいです。
今回はこんな悩みを解決できる記事を用意しました。実習前、メモ帳をどのように準備すべきか書いていきます。
実習の動きを予測して事前にメモ帳を準備することで、患者さんの情報収集やアセスメントを落ち着いて行うことができます。
普段慣れない環境で実習をすることになるので、できるだけ万全の準備をして実習に望めるようにメモ帳を作っていきましょう。
僕が実習を乗り越えてきた方法で活かせそうなものを自分に取り入れてみてください。
実習が辛いと感じている方は、実習前のメモ帳作りで準備すること
順をおって解説していきます。
- 情報収集を円滑にするための準備
- バイタルサインの報告の型
- 実習をする上で必要な知識
情報収集する準備
情報収集を行う方法は、4つあります。オレンジで書かれている方法2つは、患者さんから直接情報を得る方法で、青で書かれている方法2つは、間接的に患者さんの情報を得る方法になります。

僕が情報収集するためにメモ帳に準備する内容と似ているYouTubeを見つけたので、こちらをご覧ください。メモ帳の作り方がとても綺麗で実践しやすい内容になっています。
上の図を参考にどの場面で自分の欲しい情報収集ができるか考えて、場面ごとに情報収集する項目を分けておくと頭の整理をした状態で観察や援助を行えます。
- メモ帳を見開き1ページ使って、バイタル・フィジカルアセスメントで情報収集する項目を書いていく。
- 血液検査も別項目で基準値を書いておくと情報を得たその場で以上の有無を判断できる。
- インデックスを使ってメモ帳を開きやすい状態に整理しておく。
バイタル報告の型の作り方
指導者さんへの報告は、以下の4つを満たすような報告を心がけましょう。病棟で緊張してしまったり、観察する内容が飛んでしまわないように事前に準備しておくと、バイタルサインの報告での不安は減ります。
測定時刻・方法
観察した内容
一般的な数値と比較してどう考えるか
援助は予定通り実施できるか。(修正する場合は、どうするか)

5W1Hを意識して報告する方法を考えていくと、報告する指導者さんにもアセスメントした内容が伝わりやすいです。
根拠のあるアセスメントには5W1Hが重要です。
報告・アセスメントが苦手な人は、こちらをどうぞ

実習をするときに必要な知識の準備
クイックノートのようにポケットに入るサイズの参考書を持っている方は、メモ帳に書き写しせず、参考書を活用してもいいと思います。準備にも長い時間を割けるわけではないので、参考書に載っていない内容をメモ帳に書いておくと効率よく実習の準備ができます。
自分でまとめるのが得意な人は、メモ帳をみてすぐ振り返れるように知識を補充するのもありです。
クイックノートを使ってみた感想はこちらをどうぞ

メモ帳の管理には要注意
メモ帳に記録する内容は、患者さんの個人情報が多いです。メモ帳の管理が不十分メモ帳を紛失するといったインシデントごく稀に起こることがあります。メモ帳に書かれる内容は、個人情報だということを忘れず取り扱いしてください。

メモは、紐付きのストラップでの管理がおすすめ
実習中、指導者さんに急遽呼ばれた時にカルテで情報収集をしているとメモ帳を置き忘れる場合があります。とっさの場面では、管理の徹底が曖昧になってしまう場合があります。
持っているか把握せずに次の行動へ移ると紛失する可能性が出てくるので注意してください。
メモを落としそうな人はこれをつけよう。紐の色を選べるので、使っているメモ帳が少しだけおしゃれに見えるかもしれません。
まとめ
- 情報収集を円滑にするための準備
- バイタルサインの報告の型
- 実習をする上で必要な知識